カモミールはマザーハーブ(母の薬草)といわれるくらい穏やかなリラックス効果のあるハーブです。数百種類あるハーブの中でも人気があり、知らない人は居ないハーブです。リラックス効果を高めるといわれているハーブですが、ほかにも様々な働きがあります。
しかも、カモミールの中にも種類があるってご存知でしたか?
女性に人気のあるハーブカモミールの効果や効能、日常生活への取り入れ方をご紹介します。
カモミールとは
カモミールの歴史を知ると驚きが満載です。古代バビロニア(4000年前)にはすでに薬草として活用されていたようなのです。
現在まで4000年の歴史があるのです!
いくつかあるカモミールの内、ハーブとして活用されているのは主に2種類あります。
ジャーマンカモミールとローマンカモミール
ジャーマンカモミールはハーブの女王といわれていて、日本ではカミツレの愛称で親しまれています。少し花自体のサイズが小さく、花の中央の黄色い部分が大きく膨らんでいます。香りがあるのは鼻の部分だけです。
ローマンカモミールは、花が大きく、中心の黄色い部分が平たいです。花以外の茎や葉からも香りします。
ジャーマンカモミールは鎮静作用の効果があるとされるエステルの含有率が高いのが特徴です。その芳香はストレス解消や不眠に効能があります。ローマンカモミール油の抗炎症作用は弱く、抗微生物活性はないといわれています。
カモミールの効能・効果
①リラックスで快眠
カモミールの一番の効果といえば、リラックス感を高めることです。
カモミールが緊張やイライラ、不安を緩和して、けば立っている神経を落ち着かせてくれます。仕事の後や就寝前など、リラックスしたい時間帯にカモミールティーを飲むことでリラックス効果を促し、寝つきもよくなる傾向があります。
②抗炎症と抗アレルギー
ジャーマンカモミールには、炎症を引き起こす体内のヒスタミンの働きを抑える働きがあります。花粉症の時期などはカモミールの蒸気を吸い込むことで、上昇を緩和することが出来ます。
またジャーマンカモミールの”カマズレン”という成分が抗炎症を期待できます。そのため、ニキビの炎症を抑える働きなどでスキンケアコスメなどに使われています。
③胃腸の調子を整えるアズレン誘導体
カモミールに含まれるアズレン誘導体という物質が胃の粘膜を修復してくれ、胃痙攣をやわらげたり、消化器系の粘膜の炎症を抑制する効果があります。
さらに、消化機能を正常な状態に整えてくれ、胃潰瘍などストレスからくる症状にとても効果的です。
吐き気、食べ過ぎ、食欲不振、ストレス性の下痢、胃炎などに悩んでいるときにカモミールはとても有効なのです。
④婦人科系の悩みを改善
カモミールは身体をあたためる力があります。生理痛や女性の冷えなどの婦人科系の悩みの改善に効果的です。
生理痛がきついけど、毎日痛み止めの薬は飲みたくない!と思っているときは、カモミールのハーブティーを飲むのが効果的です。
カモミールの日常への取り入れ方
カモミールを日常にどんどん取り入れることで、ストレスを軽減することが可能です。
カモミールティーを飲むこと、カモミール精油を活用すること、カモミールエキスの入ったスキンケアアイテムを取り入れることが簡単に出来ますね。
カモミールティーを飲む
就寝の1時間ほど前に温かいカモミールハーブティーを飲むことで、リラックス効果を促進して早く就寝することが出来ます。
匂いがちょっときつくて飲みにくいという方はミルクティーにしたり、はちみつを入れることで美味しく飲むことが出来ます。カモミールにはカフェインも入っていないので、安心して飲むことが出来ます。
カモミール精油を活用する
カモミールハーブはリンゴに似た香りがします。
鎮静効果が高いので、不眠を治すためにヨーロッパでは古くから使われてきました。花の中心の黄色い部分に薬効のすべてが凝縮されているといわれています。
薬効の高い先端部分のみを使った不思議な睡眠専用アロマとして夜寝る前専用にブレンドされたカモミールハーブもあります。
カモミールエキスの入ったスキンケアアイテム
カモミールには、美白、保湿、消炎効果があり、敏感肌の人でも使えるほどお肌に優しいのに天然のカミツレの力が凝縮されています。カミツレにこだわりぬいたコスメとして有名なのが『華密恋カミツレン』です。
『余計なものを一切入れない』という約束のもと、合成香料、合成着色料、鉱物油は使用せず、30年間変わらぬ製法で真心込めて作った≪カミツレエキス≫配合のオーガニック商品で、使ってみるカミツレも自社農園で作っているのが素晴らしい点です。
華密恋(カミツレン)スキンケアや無添加入浴剤『華密恋』
などがあります。美白ケアにカモミールが持つオーガニックの力を取り入れるもおススメです。
薬用入浴剤『華密恋』の詳しい口コミレビューはこちら→です。
カモミールを活用する際の注意点
カモミールはキク科に属しているので、キク科アレルギーの方は使用を控えてください。アナフィラキシーショックを起こすこともあります。
また、子宮を収縮させる働きがあるので、妊婦の方も避けるべきハーブです。
それ以外は赤ちゃん~お年寄りまで安全に活用できる素晴らしいハーブです。
リラックスしたいときにカモミールをは積極的に活用することで、より仕事や育児のオンオフが明確につけられるようになりますよ。
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